Complete text -- "第36話「対決見廻組!」"

12 September

第36話「対決見廻組!」

今回は、土方の地図のエピソードがよく描かれていました。
実は土方と観柳斎の関係、結構好きだったりします。意外と息が合う?観柳斎が必死に合わせてると言ったところでしょうか(笑)?

無邪気に宝物探検に誘う沖田さん。いまだに壬生気分が抜けきれていないでのでしょうか。余りに爽やか過ぎる彼の行動は、西本願寺の中でも切なさの残る独特の空気を醸し出していました。
源さんの気後れした様子からも、あまりに早すぎる時代の流れを感じてしまいました。 左之助はどこにいっても変わらないですね。
平助も、伊東と近藤の狭間で揺れる微妙な位置関係が、今回の(宝物探検での)行動によく現れていたと思います。

これに対し、西本願寺への規模拡大に合わせて言う事がでかくなっている土方さんが印象的でした。
常に、時代の流れに喰いつこうとしている土方さん。
こういう土方さん(ホラ吹いてますが)とても好きなんですよね(汗)。

また、佐々木只三郎を演じられている伊原剛志さん、とても良いですよね。講武所で近藤の能力を認めてくれていた人物として、初登場の時から気になる存在でした。
今回は京都の火事を巡り近藤(新選組)と対立していましたが、最後には幕臣というプライドを捨て京都の治安にあたった姿が印象的でした。
幕臣であるがゆえでしょうか、容保公から意見を求められたときも、ある種無気味なまでの固定観念を持つ人物として近藤と対立していましたよね。彼自身は近藤の能力、そして腐敗した幕府の現状を理解していながら、それ以上に幕府に忠節を尽くすという立場から、坂本龍馬と対極にあるような気がしてなりません。双方の狭間で進むべき道を模索しているのが、(大河での)近藤さんという感じでしょうか。この三人は、微妙な三角関係が成り立っているように思います。

ここで気になるのが、やはり近藤さんの今後なんですよね。
ドラマの佐々木さんぐらい幕府一筋だといいのですが、坂本龍馬と出会って他の世界を知ってしまった近藤さん。多摩時代と較べて柔軟な考え方ができるようになった(そのために迷いもあるようですが)彼が、戊辰戦争で何を支えに戦うことになるのでしょうか。
三谷さんがどう解釈して下さるのか、ものすごく楽しみです。
16:08:00 | swing | | TrackBacks
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